2019-06-09

虚しい七時

目が覚めると虚しい。目覚ましより先だと更に虚しい。私はどこで間違えたのだろうか。ちゃんとしてきたのに。ちゃんと。真面目にやってきた結果がこれだと思うと情けなくて情けなくて、塞いでしまう。
終わりにできたら良いのに。何もかも。
どうして続くのだろう。なんだって終わりがあるのに私だけ最終回を三千回くらいさせられている気分。
眠れなかった私は眠れるようになったけれど虚しさが膨らんで過去に削られる。失ったものばかり数えてしまうくせに、失ったものを思い出せないんだ。終わりにしたいのにやめられない。
今日が最後と願いながら眠り、目覚めてしまう度に最後の今日を始めてしまう。最後じゃないから私、今日から抜け出せないんだ。