2019-03-30

ロシアン・ルーレット

映画を一本見終わったので一錠服用したら、目蓋がとろりとしてきた。これは睡魔だろうか。きっとそうだ。色々な事を考えずには居られない。私は私に原因があると思っているが、彼奴にもその一端はあったのかもしれない。仕事の付き合いで呑んでいたが、彼奴は違ったようだ。これは致し方なく私に頼んでいるのだと思っていたが、そうではなかった。自分でできる事をわざわざ私にやらせていたのだ。彼奴は結婚して順風満帆のようで私の心に黒い炎が灯ったが、その炎も長く燃え続けることはないだろう。許すわけではない。諦めるのだ。今更言ったところでどうにもならない。まぁ、いいじゃん。と言えるようになった方が、きっと幸せだ。まだ、なんとかなっている。最近寝つきが悪いけど。最近四時とかにうっすら目覚めてしまうけど。それはそれでいいじゃない。そう思えたならば、楽になれるのだろうね。今はまだ無理だけれど、そのうちにね。だから今日はお休み。

どうしても

嫌いなところばかり浮かんでくる。仲良しの友達だったのに、嫌いなところしか思い出せなくなってしまった。積もり積もったものが吹き出してしまっているのだろう。とにかく、嫌なところばかり浮かんでしまって困る。距離を置いて冷静になればというのは逆効果だったようで、私はますます嫌いになっている。嫌とか不快とか傷ついたとか、そういう記憶ばかり鮮明に残っているものだから、このまま遠ざかってしまうのかもしれない。分からないけど。

2019-03-07

錯覚

中学三年生の冬、小論文対策に嘘の作文を書いた。塾の先生が一つも本当のことがない作文をかけと言ったからだ。今思うと先生は相当な変わりものだった。僕は晩御飯を食べない。なぜなら、お腹が空くのは錯覚だからだ。毎日同じ時間に晩御飯を食べるからその時間になると条件反射でお腹が空いているような気がするだけだ。だから僕は晩御飯を食べることをやめた。はじめのうちはお腹が空いたけれど、すぐに慣れて晩御飯を食べなくても平気になった。全部錯覚なんだよ。なんて事を言っていた。先生に言わせればこれも錯覚なのだろう。きっとすぐに慣れて平気になるのだろう。だから私は耐える。これは錯覚だと言い聞かせながら、耐える。

2019-03-05

弾む雨音。沈む私。

どうしても落ち着かなくてガサゴソしてしまう。心がガサガサだからなんだろう。ホルモンか気圧か、犯人は誰だ? そんなものどうでもいい。どっちにしろ私は狂ったまま。愛したものはもうすぐ消える。屋根に弾む雨音は穏やかな眠りに導く音だと彼は言った。私の心はどんな大雨が降っても変わらず砂漠だから音まで吸収しちゃう。何もないのに眠り、何もないのに起きる。何もないからレインブーツは未使用のまま玄関に飾られている。ほら。

2019-03-02

春の雨に撃ち抜かれ

春雨が降る。軽快な音を奏でて降る。私は憂鬱。低気圧に弱いから。雨は好きだし雨音も好きだけれどとても憂鬱。過去を振り返っては悲しくなるし、未来を予想しては不安になってる。自分で自分が落ち込む方へ思考を転がしていくのが得意なの。今のことだけ考えられたらいいのにね。世界五分前仮説を信じられたなら、過去なんてどうでも良くなって悲しく無くなるのかな。でも、私は五分前の私も嫌いだから五分前に出来たばかりの私を想って嘆くんだろう。馬鹿みたい。馬鹿なのか。馬鹿なんだろね。