自分が無価値に思える夜は静かに泣いて金平糖を食む。奥歯でガリリ、ガリリ、と砕けば少しは心も晴れる、なんて事はなく、空回りした思考が威力を増して竜巻になるのに私を飲み込むけれど、私はドロシーじゃないからどこにも行けない。ただただ心の底を掻き混ぜる。攪拌された心に澱は無くなるけれど、得体の知れない感情に満たされて思わず唸り声を上げてしまう。
声にならない声は暗闇に吸い込まれ、私は涙を流し続ける。諦めたことを数えて泣く。失ったものを数えて泣く。出来ないことを数えて泣く。泣く。ケミカルなものに頼って泣く。泣く。泣く。
泣くとスッキリするなんて嘘。みんなはスッキリするかもしれないけれど、私はみんなじゃない。みんなじゃないから苦しい。呻く。唸る。呻く。目眩く素敵な夢なんてないから唸って呻いて涙を流す。
2019-06-29
2019-06-28
眠れない夜のループ
少しずつ揃えて
少しずつ整えて
上手くいく筈だった
私は壊れて
あの人は平気で
私は壊れて
揃えたものも整えたものも台無し
あの人は平気なのに
継ぎ接ぎして修理した私は空洞
自信なんて初めからなかった
揃えたものが虚しくて苦しくなる
ずっと好きではいられない
なのに恋しい
でも触れられない
怖い
少しずつ整えて
上手くいく筈だった
私は壊れて
あの人は平気で
私は壊れて
揃えたものも整えたものも台無し
あの人は平気なのに
継ぎ接ぎして修理した私は空洞
自信なんて初めからなかった
揃えたものが虚しくて苦しくなる
ずっと好きではいられない
なのに恋しい
でも触れられない
怖い
2019-06-09
虚しい七時
目が覚めると虚しい。目覚ましより先だと更に虚しい。私はどこで間違えたのだろうか。ちゃんとしてきたのに。ちゃんと。真面目にやってきた結果がこれだと思うと情けなくて情けなくて、塞いでしまう。
終わりにできたら良いのに。何もかも。
どうして続くのだろう。なんだって終わりがあるのに私だけ最終回を三千回くらいさせられている気分。
眠れなかった私は眠れるようになったけれど虚しさが膨らんで過去に削られる。失ったものばかり数えてしまうくせに、失ったものを思い出せないんだ。終わりにしたいのにやめられない。
今日が最後と願いながら眠り、目覚めてしまう度に最後の今日を始めてしまう。最後じゃないから私、今日から抜け出せないんだ。
終わりにできたら良いのに。何もかも。
どうして続くのだろう。なんだって終わりがあるのに私だけ最終回を三千回くらいさせられている気分。
眠れなかった私は眠れるようになったけれど虚しさが膨らんで過去に削られる。失ったものばかり数えてしまうくせに、失ったものを思い出せないんだ。終わりにしたいのにやめられない。
今日が最後と願いながら眠り、目覚めてしまう度に最後の今日を始めてしまう。最後じゃないから私、今日から抜け出せないんだ。
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